(302)フランス共和国 50フラン「純プラチナPiedfort」1978年 「NGC64-UCAM」(123グラム) SOLD OUT (発売日: 2022年7月7日)
【商品詳細】
製造年:1978年 (パリ造幣局)
プラチナ品位:1000/1000 (純の純!)
重量:123グラム!!約4オンス分(3,955オンス)
直径: 41ミリ
NGC鑑定番号:5746121-001
縁:Tranche en Relief
鑑定結果: PF64「ULTRA CAMEO」!!!
コイン/スラブの重さ: 177,4グラム
表面: ヘラクレス、左側:「自由」化身の立像、右側:「平等」化身の立像。
発行数: 25個
パリ造幣局発行書番号:XVI (16番)
参考専門書: 「Essais et Pieforts 」Taillard (私の19/20世紀エセーの師匠であり20年来の大友人です)
ページ535 n.223/p3
別専門書:KM P652
特記その1: 「第2オイルショック」直後の貴金属高騰で「7」割越えが溶かされたと思われます。
ご存知かと思いますが、最も「大化け化する」コインの一つだと、私の祖国のフランスでも今話題のコインです!
特記その2:
「50フラン純プラチナ」シリーズ鋳造期間は1974年〜1980年 (7年間)
(La Monnaie de Paris)パリ造幣局が鋳造した枚数(左側)と(1980年代に)造幣局によって溶かさ、販売済みだけが残った実数(右側)は、以下の通りです。
1974年 50枚 (18枚) NGC鑑定済み: 1枚/1枚(合計2枚)
1975年 25枚 (10枚) NGC鑑定済み: 3枚/0枚(合計3枚)
1976年 25枚 (6枚) NGC鑑定済み: 3枚/0枚(合計3枚)
1977年 20枚 (19枚) NGC/PCGS: 3枚/1枚(合計4枚)
1978年 25枚 (25枚) NGC/PCGS: 4枚/0枚(合計4枚)
1979年 30枚 (30枚) NGC鑑定済み:6枚/2枚(合計8枚)
1980年 40枚 (34枚) NGC鑑定済み:11枚/0枚(合計11枚)
殊更に、注目すべき点は、発売年に買われたピエフォールの一部も同じく貴金属高騰で潰しに売られたピエフォールも数多い!
当時、パリ造幣局に発売された「お値段」より、数倍以上高額化した貴金属(1980年以降)が当然、潰し用で、激減した訳です。
第2オイルショック: 1979年
イラン革命、第2次石油危機、1979年11月には(Teheran)テヘランにあるアメリカ大使館の)「占拠事件」。
そして!
12月に「旧ソ連のアフガニスタン侵攻」など矢継ぎ早に事件が勃発。
1979年1月、日本国内「Gold」最低価格は「1418円」、翌年1980年1月には「6495円」!!
僅か1年間で、「4倍」の鰻登り。